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墓石の種類は何種類?墓石を選ぶ3条件と墓石の価格を解説します
墓石に使われる石の種類はじつにさまざまです。石の成分が違えば、色や触り心地、値段に差が出てきます。
墓石を種類ごとに分けると、数百もの種類があると言われます。とはいっても、「一見同じように見えるのに、何が違うのだろう?」「どうやって選ぶのが正解?」と疑問が湧いて出てくる方もきっと多いはずです。
今回は、墓石の選び方についてご紹介します。よい石の特徴だけでなく、産地による違いも見ていきましょう。墓石の費用や費用を抑えるポイントもご紹介しますので、これから墓石の購入を考えている方は、ぜひご覧ください。
目次
墓石の種類は数百種類!?種類を選ぶための3条件
日本国内・国外で使われている墓石の種類を数えると、数百種類にもなると言われています。種類ひとつひとつに特徴があって、見た目や質感が違います。品質が悪いとせっかく墓地に建てた墓石が数年で劣化してしまうこともあるので、慎重に選ぶ必要があります。
数百もの墓石があるなかで、よい石を見つける作業は途方もなく思えます。しかし、3つのポイントを見るだけで、墓石の良し悪しを判断することができます。よい墓石の3つの条件を確認しましょう。
硬度
今後何十年、何百年と受け継がれる可能性のある墓石は、できるだけ丈夫な方がよいです。丈夫で耐久度が高いかどうかは、「圧縮強度」で判断することができます。
圧縮強度とは、石に圧力を加えたとき、どれだけ形を保ったまま耐えられるかを数値化して表すものです。石は成分によって硬くて丈夫だったり、割れやすかったりといった違いがありますので、圧縮強度という材積データで耐久性を見極めることは大切です。
御影石が石材として絶大な人気を誇るのは、この圧縮高度が高いことが理由の1つです。
吸水性
よい石には吸水性が低いという特徴があります。
石には目に見えない隙間があり、そのなかに水が入り込むため、石が吸水しているということになります。
石が水を吸収されると何が悪いのでしょうか?
水は気体・液体・固体と変化しますが、状態が変化すると、水の体積も変わります。液体として石に入り込んだ水が寒さによって凍ってしまうと、水が膨張して石を圧迫してしまいます。そうなればヒビが入ったり、割れてしまったりといった劣化現象が起こりやすくなるのです。
このような理由から、吸収性が低い石の方が長持ちする、つまりよい石ということになるのです。
色
墓石はグレーが一般的ですが、緑が強いグレー、黒、赤、茶色といった色の墓石もあります。色の好みは人によりけりですので、自分が好きだと思う色を選びましょう。
とはいえ、特殊な色は墓地で浮いてしまうから避けたいと思う方もいらっしゃるはず。そんな方は、お住まいの地域で人気のグレーを選ぶのが無難です。東日本の方では濃いめのグレーが人気な一方で、西日本では薄いグレーが好まれる傾向にあります。
また、墓石の色が雨水によって変化します。雨の日の墓石の色が気になるようであれば、石材店で石に水をかけてみて、色の変化を確認しておくと安心です。
ツヤもよい石の特徴の1つです。墓石のツヤは磨かれることでできます。じっくりと丁寧に磨かれた石はそれだけ美しい輝きを放ちます。輝いた、美しい墓石を建てたいと思うのであれば、ツヤ感が高いものを選びましょう。
墓石を“産地”で選ぶのもあり!
産地による違いにも注目してみましょう。
同じ種類の石でも、産地による違いは大きいです。たとえば、実際に建てられている墓石の8割を占めているのが御影石の墓石ですが、産地によって色、質感はかなり違います。
どのような違いがあるのか、日本・中国・インドの石を例にご紹介します。
日本の墓石
日本産の墓石は質が高く、世界中で人気です。とくに御影石の一種である香川県の産庵治石は、世界で一番値が張る墓石として知られています。品質は非常に高く、ツヤの美しさと高度の高さが特徴です。ほかにも、愛媛県、神奈川県などで採取できる石も有名で、採れる場所によって石目の粗さや色に違いが見られます。
中国の墓石
現在広く使われているのが、中国産の墓石です。中国産からは全部で20~30種類の石材が輸入されており、バラエティ豊かです。
墓石の値段はグレードによってさまざまです。中国産のものは必ず安いというわけではなく、品質が高いものは高価で、一般的な品質ならばリーズナブルな値段で販売されています。
インドの墓石
インドの墓石は、「比較的コストが安い」ということがとてもうれしいポイントです。インド産の石には濃い色のものが多く、文字やイラストを入れると濃淡がはっきりとして見やすいです。
多くの石が安い一方で、黒御影とよばれるタイプの石材は、インド産でも高品質かつ高価なことで有名です。
その他輸入されている墓石
中国とインドのほかには、南アフリカやスウェーデン、アメリカといった場所からも100種類以上の輸入されています。
現在日本国内で出回っている墓石の9割近くが輸入品と言われています。これは、日本の石材は採取量が少ないことが理由に挙げられます。また日本産の石材は世界的に需要が高いため、非常に高価で高級品として扱われているということも理由の1つでしょう。
墓石の価格はどれくらい?たくさんの項目が影響します
墓石の価格は、主に下記の4つの点で決まります。
●利用する石材店
●お墓の形・大きさ
●石の種類・産地
●文字入れなどの加工
石材店によって価格設定は変わってくる点には注意しましょう。また、墓石を建てる墓地によっては、利用する石材店を指定している場合もあるので、購入する前に必ずチェックしてください。
墓石価格にはさまざまな状況によって変わってくるので、購入前にはっきりと価格を見極めることが難しいのが現状です。
しかし、見積もりをすれば具体的な価格を簡単に知ることができます。まずは値段から知りたいという方は、見積もりサービスを利用してみると、納得のいく墓石選びができるでしょう。
墓石を選ぶには「お墓一括見積もりサイト」を利用しよう
「できるだけ安く墓石を探したい」という方におすすめなのが一括見積もりです。
まだ利用したことがない方にとっては、どのような特徴があるのか気になるところですよね。
ここでは、一括見積もりサイトの3つの利点をご説明します。
好みのデザインで選ぶことができる
墓石の色合い、種類、大きさの関する要望は人によってそれぞれです。墓石選びは自分だけでなくお子様・お孫様も使う可能性がある大事なお買い物であり、高いお金を出すことになるので、できるだけ自分の希望にあったものを選びたいものです。
希望通りの墓石探しにも、一括見積もりサイトはぴったりです。「こんな墓石がいいな」という希望・情報を最大限に考慮して、希望に沿った墓石選びができます。
価格で選ぶことができる
見積もりサイトではそれぞれの墓石の価格をはっきりと表示するので、価格を見て判断することができます。
予算が限られているからできる限り安いものを選びたいという方も、予算の中でも品質にこだわって墓石を選びたいという方も、価格を見て安心して購入できるのです。
複数社から見積もりを出すことができる
業者ごとに見積もりは依頼して出してもらうというのが通常ですが、一括見積もりサイトでは、数社の見積もりを一度の依頼でもらうことができます。
業者ひとつひとつに連絡をするとなるととても面倒な作業になりますが、一括見積もりならそのような手間は一切かかりません。
「ラクに早く見積もりを見比べることができる」これこそが一括見積もりならではのメリットなのです。
まとめ
よい墓石選びをしたい方は、【硬度】【吸水性】【色】という3つのポイントに注目してそれぞれの石を見ることが大切です。
また、同じ種類でも、産地によって値段や質、色合いが左右されます。
墓石を買うとなると費用が気になるところです。墓石の値段は石材店、墓石の種類や大きさ、形、文字の入れ方などさまざまな要因で変わってくるので、自分だけの力で費用を見極めることは困難です。
しかし、一括見積もりサイトを利用すれば、複数の業者からの見積もりを簡単に比較できるのでおすすめです。見積もりを依頼して、自分の希望と予算に合ったものを見つけてみてください。